リサーチ11月/12月

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リサーチ11月/12月は「引力島」と題し、「としまのふるまい」プロジェクトの一環として、雑司が谷の「としまアートステーションZ」を拠点に行います。


ふるまいと私たちとの間にある引力を捕らえます。
ふるまいは場所や時間によって変わります。そうしたいとかしたくないとかに関わらず、そう振る舞うように要請される。組織される。ひっぱられる。
どんな物事の間にも引力が働いているように、どんなふるまいにも私たちは引き寄せられ、また同時に引き寄せているのではないでしょうか。どんなときも、わずかでも。
元気いいことを求められたり、それは素敵だってことを求めたり。
私たちと振る舞いとの距離を測り、その間にはどんな引力があるのか探してみましょう(11月)。そしてその力を再現するアトラクションを考えてみましょう(12月)。

スタジオワークとフィールドワークを繰り返します

・スタジオワーク(Zのフロア&テーブル)
話し合ったり、思い出したり
引力を観測する体作り
罠を考える

・フィールドワーク(Zの周辺、Z以外の時間や場所)
引力を探す、距離を測る、罠をしかける

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ノル・リサーチ11月/12月 「引力島」

日時:
11月13日(水) 15:00-17:00  19:00-21:00
20日(水) 15:00-17:00  19:00-21:00
27日(水) 15:00-17:00  19:00-21:00

12月01日(日) 13:00-17:00
04日(水) 15:00-17:00  19:00-21:00 18:00-21:00
08日(日) 13:00-17:00 12:00-16:00
11日(水) 15:00-17:00  19:00-21:00 18:00-21:00
15日(日) 13:00-17:00
18日(水) 15:00-17:00  19:00-21:00 18:00-21:00

12月22日(日) 13:00-15:00 としまのふるまい中間発表

会場:
としまアートステーションZ
豊島区雑司が谷3-1-7 千登世橋教育文化センターB1F
東京メトロ副都心線「雑司が谷駅」0分 都電荒川線「鬼子母神前駅」2分 JR山手線「目白駅」10分

 


12/22としまのふるまい中間発表会

20名ほど集まりましたふるまいS ふるまいS引力島レジュメ

としまのふるまい中間発表会で、引力島11-12月の活動報告を行いました。
中間発表会の様子はこちらから → としまのふるまい


12/8リサーチ報告

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12-16 アートステーションZ 参加者:3名

・この場所でふるまいを探す

・ふるまいと人との距離を変えられないだろうか?ルールの守り具合
そこで求められるふるまいに引き付けられ寄り添うときに、半分寄り添うとか、寄り反るとか

・物理的に寄り添うということをやってみる、足の先から順番に頭の先まで
床、椅子や机
少し空間を空けて寄り添う
人に対して、距離をとって


12/4リサーチ報告

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18-21 雑司が谷地域文化創造館 会議室 参加者:3名

【体】
イスを使ってどんな遊びができるかやってみる
・防具
・滑り台
・引っ掛けて吊るせるところを探す
・タイルカーペットの升目に合わせて、転がす
・逆さに置いて背中を伸ばす
・座面に座ってずり落ちそうに
・スチールパイプの足をビヨンと弾く
・ガタンとさせる
・イス剥き

ゲームっぽいものを考えてやってみる
・イスに座らされる
・イス落とし
・イス剥き
・投げて重ねる、一手ずつ積み重ねる、横に広げるように組んでいく、抜く
・イス尻歩き
・あやとりのようにイスを絡め取る

ワークを作る
「鳥居をくぐると帽子取らなきゃって思う」というふるまいを、イスを使ったワークに置き換え
・頭の高さを変えずにイスの乗る
・座っているところから立ち上がろうとした人の肩を少し押さえる
・イスに乗ってできるだけ遠くの文字を読む
・フレームに触らないようにくぐる
・イスの向こう側に立っている人にお辞儀する


12/1リサーチ報告

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13-17時 アートステーションZと雑司ヶ谷霊園周辺 参加者2名

世の中のワークショップやセミナーなどでは、まず始めに参加者の緊張感をほぐし積極的に関われる雰囲気作りのためにちょっとしたゲームなどやるらしく、それらはアイスブレイクと呼ばれているらしいのでやってみることに。
自分以外の人に関して、どんな子どもだったか想像して言う。本人はそのトピックに関して実際どうだったか答える、というのをやってみた。
「姉にいじめられていました」→「兄と妹がいて、兄と一緒に妹をいじめていました」
「野球のスコアをつけるのが好き」→「野球は全然興味なかったけど、兄が野球帽を買ってもらったので、自分も買ってもらったのがHと書いてあった」

【町】
・モノのふるまい探し
・人のふるまい探し
・それらを何かワークにしてみる
前回の、ふるまいとは「1つ以上のものが同じような動きをする、状態になる(同じ場所で、あるいは同じときに)」というのを参考に再びモノのふるまいを探しに、今回は雑司ヶ谷方面へ散歩。気がついたことを話しながら歩いていく。

・吸殻が落ちている場所と人の行動、あるいは地形。
・影は同じ方向に伸びる。
・今日は風が無いせいか落ち葉は落ちた位置にそのままあるよう。裏になっているものが多い。何度か落としてみるが裏が出やすいわけでもなさそう。落ちたあとに吹かれると裏向きで安定しやすいのかも。
・墓地に野生化したオウムが群れていた。

それから30分は各自で、人のふるまいを探してそれをワークにしてみる、というのをやってみた。例えば「鳥居をくぐると帽子とらなきゃって思う」というふるまいから「何かくぐったなと思ったら、少し低くなる」とか。
ふるまい
・ほうきを持っている人はブラブラさせてる
・犬の散歩の人は互いに挨拶する
・カラスは怖いから目を合わせない
・ちょっと飛び出てるものには触る
ワーク
・棒を持ってみる。振ったり叩いたりしたくなった。
・地面が傾いたなと思ったところで止まる。

ワークを作ってみるのは思ったほど簡単ではなかったのでまた次回。
墓石はビルのようで墓地はニュータウンのようでもあった。普段の生活のふるまいを墓地に当てはめてみると面白そう。


11/27リサーチ報告

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夕方の部15-17(アートステーションZと鬼子母神周辺) 参加者3名

「ふるまい」のリサーチからその仕組みを取り出して、引力島というゲームを作ろうということをやっています。
ここ2回やってみて、「ふるまい」をとらえよう・観察しようといっても、それが何なのかぼんやりして分からなかった。少し別の手がかり「モノのふるまい」から焦点の合わせ方を探ろうというのが今回。

【町】
人や自分を見るのは難しいけど、モノなら観察できるのではないか。風に吹かれて木の葉が同じように揺れる、というのを「ふるまい」の一例として、モノがふるまっている様子を探しに町に出ました。

・ほとんどのケヤキの葉は下に落ちていた
・似たようなところにたまっている
・並木に人が集まる
・スズメが家の隙間の地面をついばむ、子どもが通るといっせいに飛び立った
・提灯が揺れていた
・並んでいるモノが多い
・チョコを食べたら体が温かくなった
・看板のフォントと雰囲気
・木の根っこの落ち葉のたまり方、地面の乾き方の違い
・ペンキが剥げている
・電柱の複雑に絡まった配線

「1つ以上のものが同じような動きをする、状態になる(同じ場所で、あるいは同じときに)」ということが言えそう。
同じような動きをする背景には、重力や風、地面の傾きや形状、人の思惑などが働いているようだ。これらを人や集団にに当てはめてみるとどうだろうか。

夜の部19-21(雑司が谷地域文化創造館 会議室) 参加者5名

【話】
夕方にやった「モノのふるまい」の話を参考にして、自分の普段の生活から「ふるまい」をみつけてみる。

・夜、猫の散歩をしているときに猫を見失っても、人とすれ違うときは、車の下や植え込みの中は探さない。
この手の不審者と思われないように、というふるまいは他にも、前を女性が歩いていたときは気を使うとか、マンションの入口付近では住人ですアピール、あるいは挨拶が煩わしいのでいったん入口を通り越して一回りしてから帰るなど。
・電車内での立ち位置、目のやり場
・鳥居をくぐると帽子を取る
・ギャラリーで作品を見るのに10分くらいは見なくちゃいけないかなーとか
・わからないけどついていっちゃうこと
フランシスアリスの羊、レミング、原宿に行きたくてそれっぽい人についていった、デパートのエスカレーターから出口へ、正月の着物の人
・革靴の音
・電車待ってるホームで並ぶ
・駅前で自転車を止める場所
・お金を信じて疑わない
・地図を見てるんだけどちょっと隠したり見てないふり
・結婚式に着ていく服、周りから浮かないように

普段の生活の中での「ふるまい」には
「ふりをする、身分をアピールする、所属させる(他人に対してや自分に対して)」ということがありそうです。


11/20リサーチ報告

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夕方の部15-17(雑司が谷地域文化創造館 会議室)参加者2名

【話】
前回の課題「触らずに動かされていること、触らずに動かしていること」そうせよと書いてあったり指示されているわけではないけど、そうしてること、あるいは引力について

すでに間に合わない電車に乗ろうと駅まで走る

電車から降りるときホームドアのタイミングにつられる
赤信号を他の人が渡るとつられる
エスカレーターの降り口が近づくと歩く
合図、きっかけについていく 引力と反発力、斥力 となりの電車
赤ちゃんが泣くこと、大人が泣く 泣いている人の引力
紙ふぶきのほうが重力を感じる
ソーラーパネル 自分が直接関わらない

火を扇ぐ

店員のコール&レスポンス

間が満ちているから起こる
きっかけは自分の外、内、それから、、、
寒いとストーブに集まる、焚き火
差があると分かる、境

景色が流れること
ランニングマシーンの時間感覚
・音楽・外の景色・テレビ

夜の部19-21(雑司が谷地域文化創造館 会議室)参加者3名

【体】
耳に貝殻を当てるように手を被せて音の変化を聴く。手の形や耳からの距離を変えてみる。
ノイズの変化で物(手)の形や位置を知ろうとしてみる。
間に満ちているもので知るという例、他にないかな

できるだけ体を緩くして環境に応じるために
体を揺する
二人組で相手を立てる
歩けるところから前へ

【話】
課題について

ペンキ塗りたて貼紙、1週間経ってもよける、時間で変わる道路標識
声、電車の中でしゃべっている人、気になる、赤ちゃんが何を求めているんだろうと考える、人のメールを見る
なかなか開かない自動ドア
子どもをあやす、あやさせられる
小さい音を聴こうとして、雑音が気になり出した。掃除機とか外を歩くおじさん

■次回までの課題
「状況を減らしてみる」
例えば、駅の改札内にいつまでもいるとそわそわする、というふるまいをみつけた場合、地面より高いところ伝って移動してみるという減らし方や、お金を払って目的を見失ってみるという減らし方などが考えられます。
いくつかの例の中から似たものの共通点を探すと減らしやすいかもしれません。


11/13リサーチ報告

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これまでのノル・リサーチの話とふるまいの話
「ふるまい」はきっといつでもどこでもあるのではないか
風が吹くと木の葉が同じように揺れたりなびいたりするように、
私たちの行動や考えも方向付けられ形を保っているように思う。
引力と呼んでみたのはその風や傾きのようなもの。
ふるまいから時間や場所といった状況を取り除いて、私たちとふるまいの間に働いている引力とか機能のようなものだけ取り出したら、ルールとか遊具にして遊ぼう。というのが引力島の概要です。

夕方の部15-17(としまアートステーションZ)参加者2名

【体】

体をバラバラに脱力して感度をあげる

床に寝て細かく揺する
脱力して床に沿う
ゆっくり寝返り、できるだけ楽に行こうとした場合どこから行けるのか常に試しながら
立って歩行、一歩出した足に乗り込むときにどこから行けるのか常に試しながら
背中合わせで寝てみる、背中に沿う
背中合わせで立って、互いに後ろに進もうとしてみる
適当な物の上に腕を置いて形に沿う

夜の部19-21(デニーズ高田馬場店)参加者3名

【話】
ファミレスでの客としてのふるまい
ファミレスという状況を取り除くとは何か
例えば、店の人がいないファミレスということなのか
止まっているエスカレーターを昇るということなのか

■次回までの課題
普段生活しているなかで
「触らずに動かされていること、触らずに動かしていること」を気にしてみる。
そうせよと書いてあったり指示されているわけではないけど、そうしてる、態度をとる、ノリがある、振る舞うことなどです。